今年度から学部の定員が2倍になって,授業の受講生が2倍に増えた.しかし授業を担当できる教員の数は減った.たいへんなことだ. それで教員が足りないから,今年から授業を省力化しなければならない.私は授業資料を日本語で書くのをやめた.英語で書くことにした.日本語に変換する手間が省けるからだ.日本語環境を構築する手間もものすごいから,英語の授業を大学が増やしてほしいと言っているし,学生が英語に親しむ機会にもなるから,よくよく考えて,授業資料を日本語で作ることの利点は何一つ無いことに今更ながら気がついたのだ.
ついでにスライドを作るのもやめた.スライドだと指示が曖昧になるし,学生が後で見返すこともできないし,作るにも時間がかかるから無意味だ.スライド作って説明を効果的にし授業の質を上げようなんて,自己満足だと私は思うようになった.そのスライドの授業,学生は聴いていない.オンライン授業だったらなおさらだ.私は首にならない限り,無意味なことはやりたくない.そもそもスライドで授業を行うようになったのは,この10年くらいの間で,長い目で見れば全く大した歴史ではないから,スライドで授業という形式が絶対じゃないわけで,スライドなしの授業形態は全然今でもあり得ることだ.私はスライドで授業やろうという空気の世代だったからあまり考えもせずスライドで今まで作っていたが,よくよく考えて,その習慣本当に良いのかと疑問に思うようになった.