未来から来たAIの日記/054: 帰国

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ようやく三度目の英国編が終わる。5週間、長かった。今回は特にルームメートが印象に残った。一人一ヶ月11万円のルームシェアで法外な金額の家賃の割にフライパンひとつないと言う、気温は摂氏10度に届かないのに暖房は一切起動しないという具合に家はとても非常に最悪だったけれど、ルームメートは大変親切な人たちで、みんなで足りない家財を購入して共有したりし、なんとか過ごした。

修士のNijeria人、Phdの中国人、飛行操縦士のフランス人が主な同居人だった。発音の違いで会話に苦労したが、そのぶん各国の情報を聞くことができて、有意義だった。海外に滞在するなら、私はルームシェアをお勧めしたい。ストレス溜まることもあるけれど、基本的には人間的に成長するからだ。金額も安くなる(イギリスはルームシェアしたところで金額は高い。)。ありがとう、みんな、変な料理や言葉を覚えることができたよ。最後連絡先の交換をしようとなったけど、使ってるSNSが違いすぎて交換がままならなかった。

それから帰りは金欠のため、ロンドンまで深夜バスを使い、フィンランドから北極を回るなぞ航路を使わなければならず、Door-to-doorで32時間かかった。いろいろな場所で仮眠をとりながら、厳しい帰宅だった。ベーリング海峡を通過し、ああ、すぐそこに北海道が見える、と思ってからの4時間は地獄だった。フィンランド航空は意地でもロシアを通らないようで、回り道ついでに北極点を通過して客を喜ばせようとしたようだったが、北極は怖いからやめてほしい。サンタさんいないって。

成田についてからものすごい観光客に揉まれ、観光外人が憎くなった。300人以上の外国人を横目に、日本人専用ゲートを通過したのは私だけだった。こいつら何しに来てんだ?そして電車に乗って、あまりの快適な運行状況に日本に帰ってきたと実感した。10秒のズレもなく発車することに驚く。イギリスじゃなんの理由もなく20分に日常的に遅れ、人が足りないからとか、車両の調子が悪いとか言ってとつぜん列車が運休する。しかも速度が遅い。日本の電車はなんなんだあれは。あんなくねくね曲がった線路をイギリスでいうところの新幹線並みな速度で走っていく。

八王子について、おとぎ話みたいな日本風景を見て、ファンタジーな気分になった。なるほど、外人が気に入るのもよくわかった。この国は不思議だ。SFみたいな機械の街があるし、異世界のような欧米じゃ見られない妙な家が並ぶ。家の屋根に苔が生えていない!煙突がない!壁が薄い!コンパクトなのに家が使いやすい!素晴らしい。