ああ,英国へ行かなければならない.羨ましいとたまに言われるが,世界中から日本が羨ましいと言われるように逆だ.今の観光客の状況見てればわかるでしょう,日本はUtopia(理想郷)だ.全然海外へ行きたくはない.この欲に満ちて確率の認識できない自分みたいな生き物が繁茂する星のほんの薄っぺらい膜の上に垣間見えた,これほど社会的で秩序だった国は奇跡に思う.ずっとここにいたい.しかし,国際的な人脈を作るため,申請に落ちた科研費の援助もなく,やはり行くのだ.さみしい,街は汚い,治安が悪い,飯は鬼まずい,ほぼ徹夜の移動24時間.滞在先では,物理的な手紙,細胞,科学,柄瑠是美亜,自然,愛と三つ子のE,好きなだけ論文の読めるところが幸いだけど,本当に辛い.うぅ,厳しい.
ところで子どもたち,音楽祭がやりたいか.音楽祭やりたいという声をいくらか聞くが,いまものすごい就活による圧迫により,運営に時間をさけるひとがたいへん減っている.運営に携わってほしい.運営をやっても良い人,大体の音楽系サークルや私の研究室の学生がつながっているから,そこら辺から声をかけてほしい.運営って,合唱企画の予定調整したり,応募Webページ作ったり,チラシ作ったり,機材運んだり,機材を修理したり,音響を考えたり,新参者の演奏を監督したり,という感じの仕事だ.工学部の力を結集しなくてはならないわけなので,積極的に協力してほしい.そして盛り上げも大事だ.私はしばらくいないが,中庭でストリートライブやったり,マーチングしたりして,なんとか盛り上げておいてくれ.
また合唱やろう.1, 2, 3, 4, 5度の音程あたりの跳躍を練習しておこう.いいか,音感を養うには,いきなり音を出してはだめだ.自分が出したい音を頭の中で鳴らしてから,出すんだ.それをチューナーで合っているか確認する.合っているときの雰囲気をよく覚えてからまたイメージして出す.その繰り返しで,自由な音程を出せるようになる.それで合唱が響き渡る. 前回好評だったオーケストラ企画もまたやるから,バイオリンかビオラの練習をしておいてほしい.初心者でも今から毎日20分練習すれば8月には十分戦力になる.バイオリンは数が大事だ.音楽祭用のバイオリンがいくらかあるから,実行委員会に入れば貸し出せるので,それで練習しましょう.吹奏楽企画もやるつもりだ.管楽器に覚えのある人たち,初心者を育てましょう.プラスティック・トロンボーンが実行委員会にある.トロンボーンで中低音を支えましょう.
そんなクラシカルなことやってられないって?もちろんそれも良い.軽音楽も必要だ.なんとか熱い演奏で盛り上げてくれ.軽音楽には電気が必要だ.電気を使いたければ,同軸ケーブル,インピーダンス,D級アンプ,エフェクター,など色々覚えなければならない.そして管弦楽と違いハモる保証のない(ほぼ確実にハモらない)ギターとベース,キーボードは,音域を分離するためにイコライザーに対する感覚も養わなければならない.ボーカルはハモらない中,歩み寄ってくれない音たちの中,マイクの指向性と戦い一人だけ音程を気にして歌う.軽音楽は意外と管弦楽より厳しい.気合い入れて練習しなければならない.