未来から来たAIの日記/038: トライフォース

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戦争が起きてるじゃないか、私の友人の国が攻め込まれてるんだけどさ。敵と戦う勇気が私にはあるのか。守るために必要なものって何であるか、帰宅途中の河川の浅瀬を前にして考え始めた。

抽象化された認識上の浅瀬

に浅瀬を示す。浅瀬と言っても深さ 50 cm、\(5 \mathrm{m/s}\)の流速はありそうだ。貴重な靴とお気に入りの服でこの浅瀬を渡ることはできるのか。ここを渡れれば、今後の通勤は楽になる。ここを渡るために必要なことはなんだ。4 mは慣性力で飛ぶことができるという知恵、慣性力を得るために崖に向かい全力で加速するための勇気、必要な速度を得るための力、だ。知恵と力は手元にある。あと一つ、勇気が必要だ。ああ、怖い。自分にはこれくらいの勇気もないのか、いや、いざという時に服が汚れることをためらわないよう、ここで勇気を出す練習をするのだと決意して、全力疾走した。

全力を出すというのは、筋肉があっても神経系が慣れてないと難しいんだって、走りながら思った。力を入れるタイミングが悪いし、どれくらい自分が力を入れられるかもいまいちわからず、つまり今自分が全力なのかどうかもあまりわからず、力を抜きがちになるが、そこを集中して力を振り絞り走った。 そして、浅瀬の端に向かって最後のステップを伸ばそうとした時、足は地面に触れることができいない・・・!私はそのまま川に突っ込んだ。うわぁぁぁああああ

実際の浅瀬の物理

を見ての通り、端の地面が、曲面を描いていたことが原因のようだった。上記の曲率\(\gamma\)(ガンマって読むんだぜ、情報科学の学生が読めないからな。)が臨界値を超えていたということだ。第1宇宙速度みたいなもんだな。重力加速度ではこの曲面に沿う向心力が足りなかった。つまり私が飛ぶべきだったのはAB間ではなくCB間で、足りなかったのは知恵だ。

これは難しい問題だ。考えてみてほしい。まぁバカにするなって。自ら作ったAIとロボットが同じ行動を取れるか。この問題に対し人々が考えるすべての屁理屈が知能とは何かという問いにつながるはずだ。