CMS (Contents Management Server)というものをご存知だろうか.Wikipediaとかが動いているものがそうだ.Wordpressとかも良く使われるだろう.差分管理,HTMLの編集,などWebページを作るために必要な機能をブラウザからの操作だけですべて行ってくれるというものだ.サーバ側の環境が混沌としている場合に,ユーザのサーバ操作を覚えるための負担を権限可能ということで,大変重宝される.
しかし時代は変わってきた.差分管理は,地球がGit原理主義へ統一されると友人のイタリア人が2018年唐突に宣言して依頼,確かにGitがどこでも使えるようになって,差分管理に困らなくなった.そしてLinuxとPythonの環境はほぼすべての端末で使えるようになり,SSHも十分普及し,サーバの操作で困ることはなくなった.加えて,HTML自体も構造可が進んで管理しやすくなり,加えてGPUが喋りだし,簡単なPythonの関数作成くらいならやってくれてしまうから,CMSに頼らなくても,素のHTMLでページを作り管理することが現実的になってきた.
今日私はSIGAMという研究会のページをHikiというCMSから素のHTMLへ変換する作業を行った.6時間かかった.HTMLに変換してくれと最初端的にGPTへ願ったのだが,細かいリンクの書き換えなどが上手くいかず,一つずつ必要なスクリプトの関数単位で書かせて,関数の組み合わせは自分で行うことで,変換のためのスクリプトを揃えた.スクリプトは細かく用意し,ところどころ手作業で直しながら,全体の更新を行い,今後の更新も可能な道具を揃えていたら,総じて6時間かかったのだ.これが大学教員の仕事であってはならないので,とにかく素早く終わらせることを頑張ったが,これが限界だった.この作業を6時間なら早いはずだ.(GPTに作業の全体を全部依頼しないほうが良い.私が使ったのはGPT5.2のDeep Thinkで,執筆時点でほぼ最高性能のもののはずだ.それでも依頼する粒度は細かいほど精度の高い応答が帰ってくるから,少しは自分の頭を使ったほうが作業時間は短縮できる.)
そんなこんなで,CMSを導入しようと考えているWeb初心者は,今一度考え直したほうがいい.今もうその時代じゃない.CMSはセキュリティーホールがつきもので,CMS自体の操作を覚えるのも時間かかるし細かい編集できないし,ブラウザ経由だから作業が遅い,高機能なテキストエディタで編集ができない,素のHTMLに比べてサーバに負担がかかりかつ読み込み速度が遅い,という多くの欠点がある.素のHTMLなら,これらすべてがCMSに対し有利となる.今はCMSより素のHTMLの時代なんだ,と私は主張する.PCなんて使えないか?大学進学率50%の国だ.二人に一人はPCの操作ができるはずだ.CMS入れられる技術があるやつは必ず素のHTMLのページが作れる.そいつにCMS準備してもらう代わりにHTMLのアップロード方法を教わって,Webページも更新できないのなら,大学の教育を考え直したほうが良いだろう.