今日からプログラミング相談室を木曜日に開室する.オフィスアワーというのを常に自室で開いているが,まぁ,来ないもんだ.教員の自室に伺うのは恐怖だ.広々した場所で一見ボケーッとしている教員のほうが話しかけやすいから,今年は試しに吹き抜けの建物の入口でやってみることにした.に広告を示す.コンパイルできない.質問はそんな初歩的なことで構わない.
計算機の使い方は,人に直接見てもらわないと上達することは厳しい.インターネットで調べて使えている気がしていても,巨大企業の囲い込みのためのプロパガンダにハマっている.私自身が昔そうだった.Windows最高と言い博士まで使い続けた.博論書いていて,40ページくらいの長さになって,1文字打つのに2秒かかるようになって流石に重すぎないかと疑問を持ち,LatexとLinuxに変更した.革命だった.無料のOSとソフトより速度も機能も劣るものへ金を払っていたと気がついた.有料の開発環境を学生の間無料で使えると言われ飛びつき,その環境から抜け出せなくなった.私を変えてくれたのは,鉄工所のLinuxユーザと,イタリアのサスライLinuxユーザだった.あの人たちは丁寧に真横に立って辛抱強くソフトウェアの本質を教えてくれたのだ.
インターネットで調べている限り,広告に金を使う企業の情報が勝るから,初学者はプロパガンダに必ずはめられる.一見すごく親切にしてくれる企業だから,はめられていることを疑いもしない.良い例がウイルス対策ソフトをインストールさせられることだ.
達人の作業を横で見ることは素晴らしい経験になる.ん?あいつはなぜマウスを使っていない?動画編集に使っているあのソフト見たこともないぞ?プレゼンテーションを行っているのにパワポが見当たらないぞ?PCの形がそもそもおかしくないか?という感じで,異変に気がつくのだ.だから対面で一緒の場所で仕事することは大事なんだ.昔ながらに,仕事方法を盗み見て覚えるんだよ.
以上のことから,相談室を私は開くんだ.協力してくれる人募集中,教員学部生,誰でもOK,柴田というLinuxユーザの友達ができる.