日本に帰国してしばらくがたった.イギリスにいた頃,日本人と名乗れば,ほとんど決まって日本と日本人は素晴らしいと褒められ,優しくしてくれた.日本人は優しく礼儀正しい,日本は夢の国,理想郷だ,という誤解があるようだ.イギリス人のほうが礼儀正しいと私は思うよ.SAMURAI精神があるだろうって?今どき日本人はステイトオブジアートでべネフィシャルなカタカナへスマートにコミットしているのだよ.
どこでもそうだけど,ある人間たち\(H\)と性質\(P\)を考えたときに\(\forall h\in H, P(h)\)とはならない.日本人全員が紳士ということはないのだ.この数日で,すでに色々あった.階段を上がった直後に私へぶつかり,なにかぶつぶついいながら去っていくやつがいた.他に,相手をバカにした面で謙譲語を流暢に喋る奇人がいた.これが嘲笑ってやつか!久しぶりに味わった.この国には,言葉さえ礼儀正しければ,態度は何でも許されると思ってるやつがたくさんいるんだ.その対応が相手をどれだけ傷つけるか実際のところわかってやっている.その傷つけられた相手の仕事が何日も進まなくなっても責任は取らない.言語外のカス対応が,カタカナでいうところのハラスメントだと認識してほしい.
私の目の前,新宿行きの快速急行の前で藤沢行きたいと英語で尋ねる外国人を嫌な顔で無視した高校生がいた(この外人が新宿行きに乗るのは直ちに阻止した.).なんて酷なことをするのだ少年,血税で英語の授業受けてんだろうが.いや,異国の地で道を尋ねるために勇気がどれほど必要か知らないのだ.Googleにたずねればわかると思うだろうが,実際,そんなことないんだ.駅の乗り場の作りなんか検索して出てこない.乗り換え案内がわかっても,もしかしたら検索結果が間違っているかもしれないという疑念があるからやっぱり現地の人に確認したいんだ.貴様が都立大に来たら,血税で北極圏に飛ばしてその非紳士な根性を叩き直してやる.
しょうもない日記になってしまった.次回はマッシュルームの美味しさを語る.