文字列と数値の変換について述べる.調べればすぐに出てくるものであるが,標準となるものを紹介しておくことは,初学者の道標として良いだろう.以下に例を示す.
#include <iostream>
#include <string>
int main(){
const char *p1 = "1.211";
double d = std::stod(p1);
d = d + 3;
std::cout << d << " " << p1 << "\n";
return 0;
}
実行結果を以下に示す.
文字列から数値に変換したことで,演算が行え,その結果が出力に反映されていることを確認できるから,コードは意図した動作をしているとわかる.
以下のような記法も存在する.
#include <iostream> #include <string> int main(){ const char *p1 = "3.141e4"; const char *p2 = "3.141e-4"; double d1 = std::stod(p1); double d2 = std::stod(p2); d1 = d1 + 1; d2 = d2 + 1; std::cout << d1 << " " << d2 << "\n"; // 31411 1.00031 return 0; }